この度、長年クローゼットにしまいっぱなしだったバッグを染め直してみました。使ったのは「染めQ」なるもの。
染めQとは
ナノ単位の粒子を吹き付けることによって、高密着力、素材の質感をそのままに染めることが可能な染料スプレーです。革、布、木材、プラスチック、金属を染めることができます。
染めるときに気をつけたことやどのように変わったかなどを解説します。
染めQでカバンの印象が180度変わった
古着屋で5年以上前に2千円弱で買ったバッグ。
5年以上前だと自分も若くて、ほとばしるオレンジ色のバッグを持っても自信満々で歩けていました。
歳を重ねるとオレンジ強すぎるなあ、でも使い勝手いいしなと思いながら、出番は徐々に減っていき、でも捨て切れずクローゼットの奥へ…奥へ…
と深くお眠りになりました。
そんな折、染めQなるものを発見。
商品説明のビフォーアフターを見て目が2倍くらい見開く。
私のDIY脳が瞬く間にあのクローゼットに仕舞い込まれたほとばしるオレンジへフラッシュバックし、染めQで染めた場合の工程を構築(想像)すると、血が歓喜の舞如く騒ぎ立てる時にはもうAmazonでポチっていました。
そして実際に染め上げたバッグがこちら↓
「えっ、、奥様どこのブティックで買われたの?」
「おほほ、、古着屋よ!!」
なんて大阪のおばちゃんが良いものを安くかえたことに自信満々で言い放つ姿が思い浮かぶような気持ちに。
染めQだからよかったこと
ここまで印象を変えれた理由としては、
- スプレーが簡単、扱いやすい
- ナノ単位の粒子が密着するから革を弾いて液だれしないし、色が濃いので一発で染まる
からかと。
ちなみに、基本、色は薄い色→濃い色に変えたほうが失敗する確率がうんと下がります。オレンジが元々濃い色だったので、薄いベージュにはできそうもなく、黒にしました。
実際に染めQで革のバッグを染める際気をつけたこと
ポイント① 飛び散らないように養生する
染めるにあたって、賃貸でかつベランダも狭い家だったので、家の中で染めてみることに。
我ながらなかなかチャレンジャー!
段ボールで簡易的にバッグを覆って、窓も全開放して臨みました。
反省点
スプレーの噴射範囲は思いのほか広範囲。もっと大きな段ボールで覆うか、ブルーシートを床に敷いた方がよかった。ほんの少し床に飛び散った跡がありました。最悪の事態になったら、染めQはがし液も販売されています。
ポイント② 染らせたくないところはテープで隠す
バッグの取っ手や外ポケットのファスナーなど、染らせたくないところはあらかじめマスキングテープで養生しておきます。
手持ちのいらないマスキングテープでつきはぎしたので養生が甘く、不恰好。
↑マスキングテープの粘着力が弱く一部剥がれおち、しまいにはテープが足りなくなったのでガムテープを貼る始末。内側は広範囲だったのでテープをケチり紙で覆っただけの地獄絵図。
反省点
最初からガムテープでしておけばよかった。養生テープがあればなおヨシ!
ポイント③ 一回で染めようとせず、徐々に染め上げていくといい
缶の裏に染め方の動画があります。動画は1分くらいなので見ておいたほうが無難。
動画の内容は、1回で染めようとせず、ゆっくり縦に横に染め上げていっていました。
私もそれを真似して長くスプレーを噴射しないように気をつけながら、まるで職人ですと言わんばかりに険しい表情でさっさっさっと染め上げました。
↑1回塗布後。
2度塗り、3度塗りをしてムラなし無駄なしというところでストップ。
完成したのがこちら。
染めQのデメリット
内側を染め上げるのが本当に難しかった!
内側の養生がうまいこといかなかったので中が黒く染まってしまいました。。しゅん。
あと匂い。
なんかツンとする不快な匂いがするなと思ったら、このバッグであることが判明。1、2週間で気にならなくなりましたが、もし急ぎでバッグを使いたい!という人は匂いも考慮すべしです。
そして質感。
もともと安く購入した合皮だったのでそこまで気にしませんでしたが、これが本革なら少し勇気がいるかも。合皮の場合、スプレー塗布後はしっとりではなくサラサラ、ほんの少しざらつきも?感じます。
さすがにハイブランドのバッグに使うのはおすすめしません。
今回スプレー缶1個で全て塗り切ることができました。
まだ余っているので他に黒く塗れるものがないか探してみようと思います。
どこで購入するのがお得?
ポイントを意識するなら断然楽天。楽天スーパーセールやお買い物マラソンを狙うとよりお得です。
Amazonで買うなら、自分のクレカがAmazonで購入だと何%還元になるのか把握しておくといいです。
クレカによっては特定のショッピングサイトを経由してからじゃないとポイント還元されないので要注意!
染めQでまたバッグを1つ、救ってしまった
色の好みが変わって使っていないと思うバッグがもしあれば、今回のようにリメイクすることは手っ取り早くておすすめです。なかなか使いやすいバッグを見つけることって大変ですから。少しでも気に入ったものは長く持ちたいものです。
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